Tottori(鳥取), 鳥取市

Nov 2, 2008 at 13:15,   ,  Nikon D300

Tottori Sand Dunes

砂漠に対する漠然とした羨望というものを10代の末頃まで何となく持ち合わせていた。
それが崩れたのは人生初の海外旅行で中国のウイグル自治区へ行ったときである。
砂漠地帯を延々バスで移動して、案外砂漠には立ち杭や砂利など、モノが多いということを知り、幻滅していったのだ。
砂漠の側からしたら青二才の幻滅など知ったことではないが、おそらくは砂漠に灼熱の「無」と「永遠」のイメージを求めていたのだろう。
青い空、赤い砂──そんな如何にもテレビで映し出されそうな典型的なイメージをである。

その後、モロッコを旅したとき、比較的それに近いイメージを目の当たりにすることも出来ていたはずではあるのだが、
もはや自分のなかでは「無」や「永遠」といったイメージ自体が憧れの対象から外れてしまっていた。
先月行った鳥取砂丘でも観光客がたくさん居て足跡だらけというのも、それはそれで一興だなどと微笑ましく眺めている。

m-louis,  2008年12月 6日 18:59  |   |  Comment*0  |  Trackback*0  | 

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